秩父水場便り vol.001
天恵水の源水
天恵水誕生にまつわるストーリーです。特に秩父の古生層のミネラル豊富な岩石層を通過して湧き出している様子を紹介いたします。
天恵水の源泉地、埼玉県秩父郡横瀬町は、約一億数千万年前に、初めて秩父の山の一部が海面から隆起してできました。それは秩父の特異な地層が物語っております。横瀬町は秩父盆地の東部に位置し海抜約1,200m〜1,300m、面積の80%が山林で占められている起伏の激しい地域の一角に位置しています。
秩父の古生層は、海底のバクテリアが堆積して出来た特異な岩石層です。天恵水は、その地層を長い年月をかけて濾過され毎日枯れることなくこんこんと湧き出しております。
水場の近くからは、縄文以前からの人間の営みを記す遺跡が出土しています。日本百観霊場のうち秩父札所34ヶ所や、家康の命により建設された秩父神社など、歴史を伝える建物や各時代の文化遺産も数多く残されています。
自然も豊かで、四季を通じて山地特有のめずらしい植物等が多くありますので、これらもおいおい紹介させていただこうと思っております。
|